2024/01/01 2024年 年頭にあたって(支部長 佐藤 百實)
新年あけましておめでとうございます。
鉄道友の会中国支部会員の皆様には、明るく希望に満ちた新春をお迎えのことと
謹んでお慶び申し上げます。
また、皆様には平素から当支部の諸活動に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、
厚くお礼申し上げます。
さて、3年以上続いたコロナ禍もようやく収束し、人々の暮らしも日常に戻ってきており、
新幹線の需要についても人々の移動が復活してきたことにより回復してきています。
こうしたことから、お蔭をもちまして昨年は感染防止対策に配慮しながら、
鉄道友の会創立70周年・中国支部創立65周年記念行事を無事開催することができるとともに、
中止していた呉ポートピア鉄道模型運転会も無事再開させることができました。
これもひとえに支部会員の皆様のご協力の賜物と深く感謝しております。
昨年の地域の鉄道の話題では、広島駅新駅ビル再開発計画が2025年の開業に向けて着々と進んでいることがあげられます。
これは皆様ご存知のとおり、中国・四国地方の最大の都市である広島市の陸の玄関口である
JR広島駅の南口駅ビル建て替え・再開発工事であり、広島駅は約100メートルの
超高層ビルに建て替えられるとともに、駅前大橋からビルの2階へ広島電鉄の路面電車の直接乗り入れが開始されます。
この駅前大橋ルートと既存のルートを活用した循環ルートの工事も進んでおり、
11月には、この新ルートにおいて最大の特徴となる稲荷町交差点のダイヤモンドクロッシングも
敷設されています。
他方で寂しい話題では、1998年に木次駅・備後落合駅間で運行を開始した観光列車
「奥出雲おろち号」が車両の老朽化のため、辰年を待たずに11月23日をもって
運行終了となりました。
更に、200形車両が1999年に当会のローレル賞を受賞したスカイレールサービス株式会社が
本年4月末で運行を終了させる予定となっています。
今年も明暗ありますが、様々な話題があり、鉄道から目が離せない年になりそうです。
そして、支部活動を通じて鉄道の趣味を楽しみ、鉄道に感謝する年にしたいと思っています。
今年は辰年です。本年が皆様にとりまして、運気が昇る輝かしい一年となりますよう祈念申し上げ、
新年のご挨拶とさせていただきます。
鉄道友の会中国支部 支部長 佐藤 百實